梨田政権が残したもの~監督退任に寄せて~

行くぜ!!日本一の向こう側!!
2011/10/31(月)
昨日のCS敗退。その試合をもちまして梨田昌孝監督が退任することになりました。

本日、退任会見が行われました。

梨田昌孝監督が退任会見(球団公式)

北海道日本ハムファイターズは本日10月31日(月)、「2011マニュライフ生命クライマックスシリーズ・パ」 ファーストステージ をもって退任した梨田昌孝監督の記者会見を札幌市内の球団事務所で開きました。「最後に力が足りずクライマックスシリーズで未勝利に終わり、残念な気持ちでいっぱいですが、ファンの皆さんや選手、球団に支えられた4年間。改めてお礼申し上げます」と穏やかな表情で感謝の言葉を紡ぎました。


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花束を受け取り、大社オーナーと握手を交わす梨田監督

世代交代を進めながらチーム成績を維持するという難題に果敢に挑み、在任4年間でリーグ優勝1回、Aクラス3回。「ボールカウントが不利になると球場中に拍手が起こって、これが北海道の方々の選手に対する思いなんだと。一緒に拍手するような熱い思いでベンチにいました」と、スタンドと心一つに指揮をふるっていたことを明らかにしました。選手に向けては「個性あふれる面々がたくさんいて、一つに束ねる難しさがありました」と笑顔をのぞかせながら「1年でも長くチームから、ファンから必要とされる選手になってほしい」とエールを送っていました。

会見に同席した大社啓二オーナーは「素晴らしい功績を残してくださったことに感謝しています。今後も陰ながら見守っていただき、まだまだ日本プロ野球の発展に貢献していただきたいと思います」と挨拶。球団職員から花束を受け取った梨田監督は「大学を4年で卒業したようですね」と晴れやかな表情を浮かべ、オーナーと固い握手を交わしていました。




まずは4年間お疲れさまでした。監督自身の日本一には届きませんでしたがリーグ優勝1度、Aクラス3度と素晴らしい成績を上げてくれたと思います。

メディアに対していつも笑顔で接していた態度はなかなかできることではなかったと思います。

梨田氏が監督として就任して一番期待したことは正捕手の育成でした。就任当時は鶴岡、高橋信二(現巨人)の2枚体制。個人的には守備に不安のある信二より打力は劣っても守備力が高いツルを正捕手に育ててほしいという想いがありました。

残念ながらツルが正捕手というところまでにはいきませんでしたが、大野を育て、2人のレギュラークラスの捕手を育ててくれたことは今年前半のツル離脱を考えると非常に大きかったと思います。

梨田氏の功績で大きかったのが糸井をチームの中心選手まで育ててくれたことでしょうか。最初は批判も大きかったのですが我慢して起用し今やチーム不動の3番バッター。攻守に欠かせない選手へと成長してくれました。

選手がプレーしやすい環境をつくることに腐心してくれたこと、それが選手から慕われていた一番の要素ではあったと思います。

功績があるのならもちろん問題点も残りました。

選手間の競争意識の低下、それが一番の問題でした。起用する選手の固定化という意味ではレギュラー陣にとってはありがたいかもしれませんが、選手層の厚みという点ではマイナスが大きかったです。使うと決めた選手はとことん使うがそうでない控え選手は結果を残しても翌日ベンチであったり、選手起用が固定化してしまうキライはありました。もっともその起用で糸井、大野が成長し、ダイカン、中田も使い続けてくれたので悪いことばかりではないのですが、年を越すにつれて選手層が薄くなっていったのは明白でした。

競争意識の低下がプレーの緊張感の低下を生んでいる、年を追うことにそれは感じるようになりました。

先発投手の起用も同様です。ローテに入ってない投手が好投しても大きなローテにより抹消→中10日のローテでせっかくつかんだいいイメージを無駄にしてしまう起用法は失望していました。きっかけをつかんだ選手にはそのきっかけがものになるように使い続けることをしてくれたらと思うと少しは違った結果になったと思います。結局は梨田政権でブレイクした先発投手がゼロという事態がそれを証明しています。


采配面では今回のCSが示す通り、選手のマネジメントはさすがなのですがその反面、勝負師にはなれなかったところでしょう。前任のヒルマン氏がシーズン終盤の大事な試合で勝負の鬼になったことと比べても対照的でした。


梨田氏が残してくれたもの、それは今はわかりません。最後の記者会見で監督がおっしゃった言葉を多くの選手が実践してくれたとき、それが梨田監督が残してくれた大きな財産かと思います。

「1年でも長くチームから、ファンから必要とされる選手になってほしい」


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